第一次世界大戦終結 アリス・マンロー「Family Furnishings」 より

BBC放送のキャスターやリポーターが赤い花のワッペンを胸につけている。 今日は第一次世界大戦が終わった日です、と日本語同時通訳のアナウンサーが米国大統領や、テロ、死刑になりかかったものの釈放された女性に対して抗議デモに集まる男たちの拳、などの…

土曜日の銀座

休日にひとりで家にいるのがいやなので、朝早く出た夫につづき、早めのお昼を食べて外出する娘と一緒に家を出た。 フェイス・ブックでちょっとおもしろそうな絵画展の記事を見たので、思い切って行ってみることに。 夫と違ってアイフォンの地図ではなく、手…

東京暮色・・・ニッポンのミソジニー

偶然、小津作品が放映されていて、どうやら地元蒲田らしい風景があって、引きこまれる。 昔小津作品が好きな仲間がいて、かれらと一緒に名画座やレンタルビデオで観たころとは違う、すばらしい画像である。 白黒ではあるが、リマスター版の鮮明な画像である…

月焼け

昨日は満月で、老眼のすすむ目に果たしてまん丸なのかいびつなのかはっきりしない。 満月だよ、と言われて、ああ満月だ、とはっきりする。 こうこうと青く輝く月のひかりを浴びると、日焼けならず月焼けしそうである。 この季節の月は、空気が乾いていてくっ…

手紙

手書きの手紙は、ほのぼのうれしい。 文字には、そのひとらしさ、中学から高校となり、アナーキーなひとがらをいつしか「よいこ」にキャラ変えし、それでもそのひとの書く字は、中学生のころの彼女の面影を濃く写している。 ちょっと乱暴で、なりふりかまわ…

ニュースの結末

がっかりした。 まさか、と思ったが。 こいつが最高裁判事として永久に米国の立法府に君臨することになるとは・・。 反対運動していたひとたちの姿もいつのまにかニュースから消えている。 こんな気分になるなら、はじめからニュース観なきゃよかったよ。 う…

ニュース

週末、BBCのニュースで、エレベーターの扉を閉めようとしたところに強引に入り込んできた女性ふたりに詰問される男性の映像が繰り返しながれる。 エレベーター内に一緒にいた女性たちがなんどか扉を閉めようと手を伸ばし、乗り込んできた女性を追い出そう、…

白熊ピース

誕生日の前々日、65歳になるまぎわで、少々感傷的になっていたのか泣きっぽい。 テレビを観ていると、白熊と飼育員さんが出てきて、よくみるとピースだった。 2009年の1月にやはりテレビで観た映像に心を打たれて書いたブログの白熊ピースであった。 https…

気がつくとなくなっている

お気に入りのものや店が気がつくとなくなっている現象。 立川ルミネにあった平和食堂のチャンポンはチョーおいしかった。 仕事帰りに寄るといつも椅子に座ったひとが並んでいてなかなか入れなかったが、イベントのある日などに時間をずらして入って味わうの…

運動会

保育園の運動会で楽しみなのは、卒園生と会えることだ。 何人か気になる子がいる。 前の日から、なになにちゃんくるかなあ、あいたいなぁ、と思っている。 昨年受け持った子で、アトピーがあり他の子と一緒にいる光景がなかなか見られなかった子、 ゼロ歳か…

妙薬あるいは毒

もやもやした台風の気圧。 頭がもやもやしていて集中できない、身体がぼてっとしている。 気分転換に外へ出るには日差しが超列で、 天気予報によれば危険な暑さ、無用な外出を避けろ、と警告を無視する根性はもとよりない。 わなわなしていて止めようがない…

台風

台風が去って、わがやにやってきたちびちび爆弾ならぬ、りえりえ爆弾が帰った。 りえと私は、九つ違いのいとこで、赤ちゃんのとき、つまり昭和37年当時、週末には親の家を訪れ、孫の成長を見せる、というのが一般的ではなかったか。 祖母と同居の家にちょ…

愉快な夢

講師として雇われていた幼稚園の主任、さわこ先生が着物を着ている。 アイロンがけしたブラウスをぎゅっと第一ボタンまで首を閉める彼女は、和装の際もエモンを抜くことはせず、襟の後ろがぎゅっと詰まっている。 紺色の着物である。 さわこ先生、おきもの? …

同級生

実家の写真店があったのは、第二京浜国道と産業道路のあいだをむすぶ下町とも言い切れない、商店街というほどの規模もない、住宅街ではない、中途半端な地区で、 いまはもう消えた店舗あとに今風のマンションが建ち、周囲から浮き上がっている。 周辺の町工…

夏休み

日野の現場が夏休みに入るこの時期、めったに会えないひとと会うことにしている。 昨年は、ぎっくり腰で動けず、会えなかったママ友とは二年ぶり、娘が年内に結婚するとのこと。 スリランカでは同級生だった娘同士、生まれた年は同じだが、二月生まれのうち…

家のなかが片づいていって、中身が空洞になっていく様子、洗濯ものや、犬の散歩や、いつもの日常が続いていても、様子が違うのが、外からでもわかる。 先週の月曜日引越しで、二、三日後に残務があって引越し先からやってきた。 引越しの当日も、残務の日も…

クローデル展

無理矢理、開館時間ジャストに着くように家を出た。 今年二度目の神奈川近代文学館。 かつて、図書館司書の資格を取るための講習で知り合った、当時まだ大学生だった女の子は、どうしても近代文学館に勤めたくて、夏休み中アルバイトをして自己アピールをし…

こんなとき、パパがいたらなぁ、という思いがためいきのようにわいてくる。 感情を昂ぶらせ、荒らげ、根にもってじくじくとうらみ、そんないりくんだ親子関係だったが、どん底のときに頼るのは父だった。 スリランカ在住のころ、雇われていた日本企業に倒産…

ついに六月

いやな季節。 先週末は、アガサ・クリスティーばりの怪事件にテレビに釘付けとなり、いけないいけないと思いつつ、週末をはさむと展開が遅くなるので、金曜日中に犯人が特定できないものか、とじりじりした。 クリスティーものだと、たいてい最も犯人らしく…

ロイヤル・ウェディング

朝、ふとんのなかでへんな頭痛がする。 後頭部の皮膚がひっぱられるような痛み。 初めての感覚に怯えて、家族を呼び、あたまに手を当ててもらう。 肩がひどく凝っている。 肩こりが原因かもしれない、と娘がネットでしらべてくれる。 そういえば、BBCでメー…

ジエーン・フォンダ

2011年の6月、わたしはなにをしていたのだったか? ブログより。 BSで録画予約しておいた「獲物の分け前」を観る。 三十年ほど前、友人がVHVのビデオから録画してくれて、画像はいまいちであったが、そのとき実際の映画を初めて観た。 中学のころから私には見る…

乱読

連休中に「林芙美子展」へ行って、その気になって図書館から借りてきた林芙美子の「放浪記」と「戦場」昭和16年ころの満州紀行の本。 林芙美子はだいすきな作家で、一時全集を借りてきて読み漁った。 こんなにおもしろいのに評価が低いように思っていた。 …

友だちと約束して、会い、ランチとお茶をすると12時前に待ち合わせをしても、別れるのは夕方だった。 同じ店に家族と行っても、あっというまに食事が終わり、お茶もさっさと飲み終わってしまうのに、彼女と一緒だといつまでもいつまでも話しが尽きない。 …

リュウイチ・サカモトの時代

テレビをつけると、「ファミリーヒストリー」という番組をやっている。 娘がこれやだ、と言うが、老いたサカモトに興味を持って、そのまま観た。 かれの家族史はなる「ほるほど」というものだったが、 私の気持ちは、イエロー・マジックが一斉を風靡したとき…

こころたび

たまたまこころ旅の手紙を読む場面に出くわし、苦しくなる。 最近は、つづきは夜とかになっているのか、 午後7時から後半依頼された場所に到着するというので、もっと泣くことになるといやだな、と思いながら録画しておいた。 その手紙には、戦後九歳だった…

「忘れられた巨人」

とうとうおもしろい、と思えないまま「忘れられた巨人」が終わってしまった。 おもしろいよ、すぐによめるよ、と言う夫のことばを真に受けて、そういう読み物が必要なときのために取っておいた。 そういう読み物が必要なときとは、 力がなく、 根気がなく、 …

落し物

臨港バス神名営業所は、京浜第一国道のわきを入ったところにあり、 愛想のよい女性の電話対応にほっとしたときイメージした「営業所」とは大きくかけ離れている。 そこは広いバスの操車場で、運転手さんたちがバスを洗ったり、タバコをふかして休憩したりし…

お花見

昨年、池上の桜を見に行ったものの、桜はまったく咲いていないし、誘っておいて1時までです、と早めの終了時間を知らせてくる友だちと、 今年の花見の場所を鶴見と決めた。 その友だちとは長いつきあいになるのだが、話しがぽんぽん弾むという間柄ではない…

いとこ

桜の花が、満開。 今年の桜の花はしろっぽくて、迫力に欠けるように感じる。 ものの味と同じで、こちらの感性がにぶくなっているのかもしれない。 2月25日に亡くなったいとこの魂が、まだこの世に漂っているような、 そんなふうに思う。 いとこが、このう…

日の名残り

カズオ・イシグロがノーベル賞を受賞してすぐに買った「忘れられた巨人」。 やっと読み始めたが、なかなか進めない。 「私を離さないで」に感動して二冊読んだが、「日の名残り」は読めずにいた。 ストーリーを知っているのは、映画を観たからだろうか。 き…