始まりは路上で、
驚いたのは、通行人のかたがたが、結構この奇妙なパフォーマーを受け入れていたこと。
怪訝な目でのしのし通り過ぎるひと、わいわいとビルの階段から大量の弁当を運ぶ部活女子は、路上に降り立ったとたん、しんとなる。
すごい目つきでにらみつけるひと、このひと手に持った傘で、このなさけないダンサーを突き刺しかねない、と目が離せない。
が心配無用で、ずーっと着いてきた。
このダンサーは、このまま寝転がったり、足をバタバタさせたり、縁石に跳びあがったりしながらどんどん進みもランドフェス参加者は奇妙な列をなして後に続くのである。