旅行中の食事

ホノルルのホテルで、むかむかと具合がわるくなり、いやいや困ったことになったぞ、と横になってじっと目をつむっていた初日。

これから4日間・・どうしよう・・

 

やめておく、と云った機内食を、夫が

「ちょっとでもたべれば?」

と眠ろうしていた私を起こし、

「やめとく」

と言っているのに

「ぜんぜんいらない?」

としつこく、結局ひとくち食べてみると案外おいしくて、少したべてしまった。

「フルーツは?」

「いらない」

「フルーツおいしそうだよ」

それもついたべてしまう。

口になかに入れたのは自分だから、夫を責めるわけにはいかないが。

 

そもそも成田から夜のフライトに乗るための総武ラインの中、

駅ナカの弁当を持ち込む夫。

「サラダならいいんじゃない、クニエはサラダ食べれば」

と言われて、つい、そうだよね、サラダくらいなら、とのってしまい、

いろとりどりで美味しそうな惣菜の並ぶショーケース越しに購入する。

サラダは野菜だが、ドレッシングは味がつよくいやな味がのこる。

夫は乗車するやいなや、自分の弁当と、私のサラダを半分平らげる。

機内では、自分用に天丼と、私のシーフードを半分以上。

 

到着した夜は、コンビニでおむすびとトリの唐揚げのミニ弁当にエビサラダを買って食べたのだが、その夜、具合がわるくなる。

そもそも今回の旅、たべものと水に注意するように、と野口整体の先生から言われている。

どうかな、と思った翌朝、意外にも元気が出てまずホテルの近所で、ハワイのポケというものを食べた。

すし飯の上に、シーフードや海藻、野菜を好きなだけのせてくれる。

一人分だけ注文し美味しかったので、ご飯をおかわりしたが、食べられなかった。

観光局のほとんどが日本人である。

若いお姉さんたちの職場の愚痴、恋愛模様などめんどくさそうな日常が聞こえてくるワイキキの通りである。

大家族のおそろいのムームー姿などを眺めながら、交通の便がいまひとつよくわからないのでうろうろしていると、

歩いてもいけるよ、35分くらい、と夫がアイフォンを道しるべにアラモアナセンターへ行ってみようということに。

途中で小雨がぱらついたり、むっと暑くなったり、しょっちゅう天気が変わる。

見知らぬ街を歩くのは、ひさしぶり。

遠く、くぐってきたアルジェやイスタンブール、ヨーロッパの景色が茫洋とわいてくる。

 

旅チャンネルで、目つきのわるーい中年女性のハワイ案内で見たフードコートに行きたいのだが、夫も私もなんという名称だったのか覚えていない。

白木屋の跡地、ということしか思い出せず、白木屋スマートフォン検索してみる。

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