2024-01-01から1年間の記事一覧

てんで ばらばらで あいまって 光 

2時間10分の芝居が終わって、線路沿いの道を家に向かって歩く。. 地上から45センチ上を低空飛行している心地。 視線をぐいっと低く固定して、腰をふんばり、地上45センチから見えてくるのは見たことのない景色だ。 神保町の美学校というビルの二階。…

小石川植物園

小石川植物園に行ってみる。 茗荷谷駅で降りて、大きな国立大学の近くの評判のよいカフェでランチを取る。 とても美味しい! とりあえずエビの唐揚げを頼んだあと、鳥丼のセットを注文。 ほどよく焦げた鶏肉と、有機もの野菜がいちいち美味しい。 元気な女性…

東京都写真美術館「時間旅行」

帽子をかぶった宮沢賢治が、土の家にうつむいて立つ有名な写真が写真展のポスターになっている。 どうしても行きたい写真展「時間旅行」 写真展の出だしの大正時代のすばらしい写真。 子どもをおぶった女性と、後に続くもうひとりの女性が歩いて行く。 祖母…

桜並木

先週、友だちと行った桜坂。 五、六年前に行ったときは華やかな賑わいがあったが、桜が減ったのかあじけない。 寒いし雨が降っている。 そのとき桜の木の樹齢について話していた彼女が「馬込の桜もけっこう古いよね」と言った。 馬込? そういえば、あったな…

嘘 続き

2000年の8月に叔父が亡くなった。 叔父との最期は、愛にあふれるものだった。 「あとで桃たべようか、皮むいて」と横になって私の気功を受けながら言った叔父のやさしい声が忘れられない。 その後、父が13ヶ月の昏睡状態の後亡くなり、数年後養母もこ…

ひとの嘘というのは、いつかわかるものだと思う。 2000年に亡くなった叔父の病床で祖母との思い出話しを持ちかけると彼が怒った顔になるのかなぜなのか、ふしぎの理由を考えた結果、どうやら祖母が亡くなったとき私が葬儀に欠席したというのがその理由で…

まつもとがTVから消える日

このひとが画面に登場するたびに、即チャンネルを切り替えてきた。 チラリと黒い影が見えただけでぞっとするGのような存在。 フシギでならならないのは、このみにくい、半笑いの顔でいやなことを言う芸人に対して、私以外のひとが文句を言っているのを聞いた…