帽子をかぶった宮沢賢治が、土の家にうつむいて立つ有名な写真が写真展のポスターになっている。
どうしても行きたい写真展「時間旅行」
写真展の出だしの大正時代のすばらしい写真。
子どもをおぶった女性と、後に続くもうひとりの女性が歩いて行く。
祖母が孫をおぶって、母親が後に続くのか、
子守が赤ん坊を背負って、若い女中が後に続いているのか。
ややブレた白黒写真に彼女たちが先を急いでいること、前に向かう女性ふたりのスピード感がつたわってくる。
「時間旅行」は「春と修羅」にトリミングされている。