話しが、父と父のいとこであるとしこおばさんのひょっとしたらという話しのうちはまだよかった。 伯母の話は次から次へとなまなましさをさらに増していく。 としこおばさんの父親は楠本実隆という人で、ほかの女性をつくって妻子を置き去りにした。 貧乏氏族…
伯母の話のなかに、「経堂813の家」で、とか「あれは経堂813の家だったかしら」 など、当然こちらが知っていると思い込んで「経堂813」が出てくる。 98歳になる伯母は、ホームに入居していてここ数年は電話で話すだけの仲である。 数年前に思い切…
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