・・まつじるしにアップしたと思っていた世田谷美術館の夏の一日。
コロナ自粛をひきずっていたが、美術館のサイトで興味を持って見ていたセタビの「作品のない展示室」に行くことにした8月2日のこと。
前日の8月1日は家族にとって記念日であったのだが、すっかり忘れていて2日に思い出し、急遽ちょっとこころそそられていた美術館に足を踏み入れることにした。
かつて、フリーダ・カーロの自画像があたかも観音像のごとくにぬめぬめと輝いていたあのスペースである。
ところが入ってすぐに、奇妙な感覚に襲われる。
ゾクゾクと、皮膚の表面を這うような寒気、不安と恐怖。
帰ってから夫に話すと、いつもは絵画や美術品のあるスペースが、入り口と出口が部屋のスペースに比べて小さいためが閉塞感を感じた、と言ってくれ安心する。